2014年12月3日水曜日

第一幕 第二場


彷徨う人々が投影。
第一場のセットが夜会工場と同様の「人力」で移動されます。
白装束を公羊に手渡してから事の顛末を見守る村人たちが気味悪いです。
「二雙の舟」の一節を思い出します。

村人たちを睨みつける人身。
人身御供という「悲劇」のキャラクターに終息しない、人身の個としての強い憤りを感じます。



語る言葉を失うほどの迫力、緞帳が下がっても立てなくなります。^_^;
人身から分け与えられたべべを着ているのですが、猫の身を全て包まない衣装がいびつで、悲しさを際立たせているように思えます。

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